Little More About
もう少し詳しく
全米一住みたい街に何度も選ばれてきたオレゴン州ポートランド。
日本から多くの観光客が訪れ、さまざまな角度から日本のメディアでも紹介されてきました。
コーヒーもビールも、自然も口髭も有名なポートランドに住んで、私たちが一番に感じるこの街の魅力は、なんといってもここに住む人たち。そして、彼らの価値観とライフスタイル。そして、この街の「多様性」。白人の比率が他の場所に比べて多いのは事実である中で、多様なバックグランドを持ち、自分の中に多様性を持ちながら、自分らしく生活している人が多い街だと思うのです。
そして、ポートランドには食も、住む地域も、教育も、遊び方にしても、多様な選択肢が溢れて、自分の大切にしたい価値観や主張、 その日その時の気分に応じて、自分のライフスタイルをデザインしていくことを可能にしてくれます。
脂っこいグリルドチーズサンドをさらに油で揚げたランチを食べた日の夜に、オーガニック農家の主宰するファームトゥーテーブルのディナーイベントに参加して、地産地消を思いっきり満喫するのも、普通にあり!というのがポートランド。すごく教育熱心な幼稚園もあれば、教室の存在しない森の幼稚園があったりと、選択肢が多すぎてむしろ困ってしまうほど。
つまり、ポートランドは、みんなが自分の「らしさ」と他人の「らしさ」を尊重しながら生活できる場所。そんな生活が容易にできる環境と街の気質の存在する場所。だから、日常の生活を通して、何となく「幸せ」を感じることが多く、ふと立ち止まったときにこの街の住みやすさに感謝したくなるのです。
そんなポートランドに旅人として訪れたひとたちに「生のポートランド」を体感してほしい。
そんな思いからライフサンプリングは生まれました。
「百聞は一見にしかず」よりも「百見は一行にしかず」 。だからこそ、私たちは旅人をポートランドのローカルとつなげ、時間、スキル、知識、ストーリーを共有する体験型のツアーやワークショップを行っています。お互いの生活を「ちょっと味見」し、まるで旅人が、「暮らすように旅をする」機会の提供です。
例えば、地元のアーティストと一緒に手を動かしたり、地元の方の自宅キッチンで旬のお野菜を一緒に調理したり、キャンプファイヤーを囲んでお互いの人生について語り合ったり、 地元の家族と公園でピクニックしながら子育て話をしたり、アーバンキャンプに行ったり。さらには、ポートランドのコミュニティの活動に一緒に参加をして、一緒に交差点をペイントしたりして。
そして、私たちがもうひとつ大切にしたい事、このようなつながりは一歩通行ではなく、お互いにとって良い影響のあるものでなければいけないということ。「お互いさま」の精神を忘れてはいけないということ。母国日本を離れ、ポートランドに住ませてもらっている日本人として、私たちの第二の故郷であるこの街に、ここに住む人たちに何かお返しがしたい。そんな思いから、地元の人たち向けに「お味噌作り」や日本食のワークショップ、日本の文化を体験するワークショップも開催しています。
お互いの「ふつう」を共有すること、ライフサンプリングをすることで、人と人との、人と場所とのつながりが深まり、生まれ育った場所に関係なく、 帰りたくなる場所、ほっと一息つき、自分を充電できる「故郷」のような場所ができるのだと思います。そんな場所で「おかえり」と自分たちを迎えてくれる家族ができるのだと思います。
故郷にいるような、居心地の良い、自分らしくいられる空間と時間をデザインし、心のつながりを生む。この故郷デザインコンセプトを、私たち 生活を豊かにするためだけでなく、地域創生、教育、まちづくりなどのプロジェクトに活用するお手伝いもさせていただいています。
世界中に心のよりどころとなる場所と家族が溢れたら、私たちの生活はより輝き、愛おしいものとなると信じています。
みなさんと一緒に、ライフサンプリング、故郷デザインするのを楽しみにしています。
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Yuri
Baxter-Neal
埼玉県生まれ。米国コロラド州デンバーの大学でレクリエーション学の学位を取得。日米においてキャンプ、ワークショップの企画運営、またアウトドアブランドやホームテキスタイルのデザイナーとしての経験も積む。妊娠を機に2010年にポートランドへ。二人目の子供を妊娠中の2013年、ライフサンプリングを共同で立ち上げる。現在、日本国内に地元に根付いた、多世代向けの自然学校を作ろうというプロジェクトにもレクリエーションデザイナー・アドバイザーとして携わる。
普段は二人の子供を子育てしながら、暇さえあれば家族で自然の中でとことん遊ぶという日々を過ごしている。アーバンパーマカルチャーコース修了。
2020年家族旅行中に受けた人間ドックで白血病が発覚し、治療寛解する。
私のこと
About Us
note
家族旅行中に癌を宣告され、ある日突然癌との暮らしが始まった私の記録。
noteに書きてめています。
癌とうまく暮らしていくため、自分の心と体に優しくあるため、
自分にとっての本当の「大切」を見つけるため、
病気の有無にかかわらず、読んでいただけたら嬉しいです。